暁星小学校についての情報が満載
このサイトでは、カトリックの男子校である暁星小学校(東京・文京区)について詳しく紹介していきます。校風や教育理念、特徴や雰囲気をはじめ、運動会や授業などの学校生活にも踏み込みます。
さらに、お受験を考えている人にとって最も気になる学費や試験の基本情報も網羅します。試験の内容や面接の有無、難易度や倍率なども紹介するので、カトリック校や男子校など小受を目指している人はぜひチェックして、志望校選びに役立ててください。
暁星小学校の受験の難易度は?試験に向けた基本情報
暁星小学校の募集人数は120名ですが、暁星幼稚園からの進学者約40名を含んだ人数となっています。
受験者は2018年は535人(倍率4.5倍)、2019年は547人(倍率4.6倍)、2020年は566人(倍率4.7倍)と、年々競争率が上がり難易度も高くなっています。
入試は2段階で、1次試験の合格者は約200人、2次試験で約80人が合格します1次試験はペーパーテストで、テープを聞いてから問題に取り組む「お話の記憶」やしりとり、回転図形や言葉、絵などさまざまな分野の問題が出題されます。
2次試験ではけんけんや平均台などの運動や、紙飛行機作り、ドミノ積み競争など制作やグループ行動などの試験が行われます。
保護者面接では教育方針や育児についての質問が多いようです。暁星小学校はペーパー試験の難易度の高さでも知られていますが、ペーパーだけでなく運動や行動観察に向けてしっかり準備してきましょう。
暁星小学校を知りたいなら見学会がおすすめ
東京都千代田区の暁星小学校は明治23年にカトリック修道会のマリア会によって設立された由緒ある私立校で、日本の小学校では珍しい男子校です。
幼稚園や中学校もあり、幼小中の一貫教育を行っています。カトリック教育による人間形成に定評があるだけではなくフランス語の取得に力を入れているほか、週に1回サッカーのみを行う日があり年に3回サッカー大会が開催され勉学もスポーツも頑張り、さまざまなシーンで活躍できる国際的な感覚を持ったお子様を育てます。
そんな暁星小学校に子供を入学させてみたいと思ってみても、一般的な小学校とは異なる教育方針やカリキュラムについて詳しく知りたいと思ったり、何よりお子様本人が入学を希望するのかを確かめたいというケースもあります。
そんな親御さんやお子様のために、暁星小学校では定期的に見学会を開催しています。毎年9月に学校説明会が開催される際に校舎見学を受け付けているほか、年に1回開催される運動会は一般の方が見学できるのに加えて、未就学児の方が参加できる競技も用意されています。
なお、昨今の情勢から実際に訪問する見学会は中止になることがありますが、その代替としてオンライン説明会が開催されました。
有名人も多く輩出している暁星小学校について
東京都内にある私立小学校の中で、有名なのが暁星小学校です。暁星小学校は幼小中高の一貫教育を行っている私立小学校で、多数の有名人も輩出してる有名校です。
東京都千代田区にある暁星小学校は、キリスト教の理念に基づいた教育が行われている男子小学校です。
創立が1890年と古く東京都内でも有数の歴史を持つ学校で、全国的に見ても珍しい男子児童のみの小学校です。
小学校では珍しい学年内完全教科担任制での授業を行う学校で、専門分野を活かした教育を行っているのが特徴的です。
マリア会が日本で設立した最初の学校である暁星小学校は、フランス語教育にも力を入れていて児童がフランス語に触れる機会も小学生のうちから多くあります。
近年勧められてているICT教育についても、生徒は1人1台iPadを持って学習を行っていて情報機器を適切に使用する教育にも力を入れています。スクールカウンセラーや警備員の常駐していて、安全対策も講じられている小学校です。
暁星小学校の児童の進学先となっている学校
暁星小学校に通っている多くの児童が、小学校を卒業した後の進学先として選んでいるのは、暁星中学校です。この学校を進学先として選んでいる暁星小学校の児童が多いのは、この2つの学校は同じ学校法人が運営している姉妹校だからです。
この2つの学校は場所も非常に近い場所にあり、どちらも東京都の千代田区内に校舎があります。そのために、暁星小学校に6年間通い続けた児童ならば、そのままスムーズに中学校に通学することが可能です。
最寄りの駅も同じであるために、通学路も変えることなく通学することができます。中学校の方が九段下駅から近い距離にあるため、中学に入学した後の方が学校に通いやすくなります。
暁星中学校を卒業した生徒の多くは、暁星高等学校に入学しています。暁星高等学校も、中学校と同じ学校法人が運営している学校です。小学校から高等学校まで一貫した教育を受けられることが、暁星小学校の特徴になっています。幼稚園もあるので、幼稚園から一貫教育を受けることもできます。
千代田区にある暁星小学校にアクセスするための方法
暁星小学校は、東京都の千代田区にある小学校です。この小学校にアクセスするための方法は複数あります。鉄道を利用して行くこともでき、小学校の近くには地下鉄の九段下駅です。
九段下駅には、東西線と半蔵門線・都営新宿線が停車しているので、どの地下鉄を利用して行くことも可能です。東西線を利用する場合には、1番と7番の出口を出た方が学校からの距離も近くなります。
半蔵門線を利用する場合には、1番出口が一番近いです。都営新宿線も1番出口を利用した方が学校まで短時間で行けます。
九段下駅から北西の方角に暁星小学校はあり、暁星中学校の正門よりもさらに北側に、小学校の正門があります。暁星小学校は飯田橋駅からも近い場所にあるので、この駅からアクセスすることも可能です。
飯田橋駅には中央線や総武線が停車しているので、駅まではこれらの電車に乗れば行けます。飯田橋駅には地下鉄も停車していて、有楽町線と南北線・都営大江戸線に乗れます。
暁星小学校の姉妹校である中学校や高等学校
暁星小学校には、姉妹校がいくつかあります。その中の一つが暁星中学校です。暁星中学校の校舎は、小学校と同じように東京都の千代田区にあります。
暁星小学校と暁星中学校の共通点は、どちらも男子だけが入学できる男子校であることです。男子校の小学校は非常に珍しく、全国的に見てもあまり見当たりません。
暁星中学校の大きな特徴は、フランス語を教えていることです。第1外国語かもしくは第2外国語として、生徒はフランス語を学んでいます。
暁星小学校には暁星高等学校という姉妹校もあり、高等学校も小学校や中学校と同じように男子校です。この高校の大きな特徴は、外部からの入学生を募集していないことです。
暁星中学校に通っている生徒がそのまま暁星高等学校に進学できるようになっていて、完全な中高一貫校です。これらの学校は同じ学校法人によって運営されています。この学校法人は暁星幼稚園も運営していて、暁星幼稚園は男女共学の施設です。
さまざまな種類のクラブ活動がある暁星小学校
暁星小学校に通っている児童は、通常の勉強の他にクラブ活動もおこなっています。1つのクラブに所属していてこうした活動をしているのは、5年生と6年生の児童です。
暁星小学校でこうした活動がおこなわれているのは、毎週木曜日の6時限目です。通常の授業の代わりに実施されています。
ですが木曜日でも、委員会の週にあたる木曜日は、活動はおこなわれていません。このような活動を学校でおこなっているのは、子供たちの自主性や社会性を養うためです。
共通の興味や関心を持っている友人と、自活的かつ自発的に活動をすることで、自主性などを児童が身につけています。
スポーツや趣味などさまざまなタイプの活動が実施されていて、野球やフットサルなどをしている児童もいます。ドッジボールやバスケットボールをしている子供もいて、その他にスポーツ系のものとしては卓球があります。
文科系のものとしては将棋やチェスがあり、生物化学や図工を専門にした活動もあります。
男子校ならではのさまざまなメリットがある暁星小学校について
子どもの教育に力を入れているのであれば、暁星小学校を受験させるのがいいのかもしれません。
暁星小学校に入学するメリットは、男子校なので中学と高校をそのまま進めば12年間男子だけの環境で過ごせる点です。男子だけなので女子の目を気にすることなく、のびのびと学校生活を送ることができます。また九段下駅から徒歩5分の場所にあるという点も、メリットの一つではないでしょうか。高学年になれば通学もそんなに大変ではなくなりますが、低学年の内は学校に行くだけでも一苦労です。駅から学校が近ければ、通学の負担も軽減させることができます。暁星小学校は付属の大学がないので、大学受験をしなければなりません。したがって学校も勉強に力を入れており、国公立大学や難関私立大学に何人も合格者を輩出している進学校です。付属に入ったとしても、学力向上をおろそかにしないで、勉強にも力を入れて欲しいと考えている親に最適な小学校であると言えます。
暁星小学校を受験するならアクセスを確認しよう
子どもに暁星小学校を受験させようと考えているのであれば、自宅から学校までのアクセスを確認するようにしましょう。なぜアクセスを確認する必要があるのかというと、暁星小学校がある場所は都心の真ん中である九段下だからです。
九段下駅は東京メトロ東西線と半蔵門線、都営地下鉄の新宿線の3路線が利用できる駅なのでアクセスは大変良いのですが、朝は通勤ラッシュでとても混んでいます。したがって小学校1年生の子がランドセルを背負って満員電車で通学するのは、とても負担が大きいのではないでしょうか。電車の経路によっては、しばらくは親が一緒に電車に乗って送り迎えをしなければならないケースもあります。そのことから自宅から小学校までのアクセスをしっかり確認して、通えるかどうかを決めることをおすすめします。できれば、通学時間に実際に電車に乗ってみて通えるかどうか確認するのがいいでしょう。駅からは徒歩5分の場所なので、電車を降りた後は通いやすいです。
暁星小学校に入学したらどんなトラブルがあるの
キリスト教系の男子校として知られている暁星小学校は、倍率が高く難関小学校の一つとして言われていますが、何件かトラブルが発生しています。どんなトラブルが発生しているのかというと、まず電車内のマナーがあまり良くないという点です。
ホームで走ったり電車内で騒いだりしたことが、問題になっていることもあります。他にも学校内で先生の体罰も問題になっています。体罰は人によって感じ方が違いますが、廊下を走っていたら背中をはたかれたり、授業中に騒いでいたら廊下に立たされたりします。またサッカーの授業では、真冬に裸で授業を行うこともあるので、それを問題視している家庭もあります。しかしそれらの体罰と呼ばれるものは、暁星小学校の教育方針であると考えている家庭も多いので、容認している場合も多いです。したがって暁星小学校を受験するのであれば、学校の教育方針を詳しく調べて自分の子どもに合うかどうかを確認することが大切です。
さまざまな分野の大学に進学している暁星小学校の進路とは
都内で数少ない男子校の小学校として知られている暁星小学校の進路は、中学受験をしなければそのまま付属の中学校へ進学することになります。ただし、暁星小学校に入学できれば誰でも暁星中学校に進学できるという訳ではなく、中学校に進学する際には適性検査を行わなければなりません。
適性検査では、小学校生活での生活態度や学校での成績を確認することになります。そのまま付属の中学や高校に進学した場合の大学進学実績は、国公立大学や難関私立大学の他に、薬科大や英語に力を入れている大学などさまざまな分野に進学しています。暁星小学校では、内部進学者以外は他の学校に進むことになるので、内部進学者以外は中学受験をすることが多いです。しかし暁星小学校は12年間の一貫教育を目指しているので、中学受験をする場合にどれくらいのサポートをしてもらえるのかが不明です。もし中学受験を視野に入れて、入学したいと考えているなら、事前に情報を集めておくのがいいでしょう。
留学を視野に入れているなら暁星小学校を受験しよう
将来的に子どもを留学させたいと考えているのであれば、暁星小学校への受験を考えてもいいのかもしれません。
暁星小学校では、以前はフランス語教育に力を入れていましたが、十数年前にフランス語から英語に切り替え、フランス語の授業にしていた週2時間分がすべて英語指導になりました。暁星小学校の英語指導の特色は、低学年の頃からネイティブの講師とバイリンガルの日本人講師が発音などを重視した英語教育を行っている点です。話すことを重視しており、文法も単語も大量に聞かせるようにしています。学年ごとに課題があり、例えば1年生では冠詞や複数形などの数を覚え、2年生では現在・過去・未来の時制を覚えることになります。これらの学年ごとの課題は年齢に応じたプログラムになっているので、負担を感じることなく英語を学ぶことができます。暁星小学校の英語の授業では、男子校という特色を活かして、教え込むというよりは男の子の競争心を活用している点が挙げられます。